愛媛ビジネス倶楽部、広報・マッチング委員会の樋口です。
今回は、ファーレ.ファーマーズ.ジャパン 代表 宇高功二さんにお話を聞かせていただきました。
宇高さんは、国産生きくらげの栽培をされています。
今回は、栽培工場にてお話をお伺いしてきました!
なぜ、「きくらげ」を選んだのですか?
もともと、水や食・健康には興味があったという宇高さん。
その関係で食育の話を聞きに行ったときに、
きくらげが非常に栄養価が高いという事を知ったことがきっかけだそうです。
きくらげの国内流通の99%が中国産の乾燥きくらげという現状や、
今後は国内産の需要が増えてくるであろうということも知りました。
また、栽培自体は簡単にできるということも知り、
栽培するほうに興味を持ち始めました。
ところが、「きくらげを栽培しよう」と心に決めてから、
実際に起業(栽培開始)するまでに、なんと3年位かかったそうです。
なぜ、3年も時間がかかったのですか?
まず、最初に自分で栽培してみよう!と思って、
全国の様々なきくらげ農家を見学に行きました。
そこでわかってきたのが、
やはり栽培用のハウス設備には、かなりのお金が必要であるため、
多額の融資や、国の制度などを利用して資金調達しないと、
難しいということです。
また、市町村の援助を受けるためには、
「認定農業者」にならないといけないという事も一つのハードルでした。
しかし、前職が建築関係という宇高さんは
農業に関しては素人であるがために、
なかなか資金調達がうまくいかなかったんだそうです。
申し込みをしても、結局は「実績がない」という理由で
断られてしまうことを繰り返しました。
時間はかかっていましたが、その間にも、
菌床などを仕入れて、独自に研究を進めていました。
そうやって地道な努力しているうちに、
銀行の支店長をしている友達を頼って、
ようやく資金調達に何とか目途が立ち、、
本格的なハウス栽培をすることが出来ました。
現在、きくらげはどこで買えますか?
現在、宇高さんの作ったきくらげの8割は産直市への出荷だそうです。
スーパーや飲食店への卸が2割ほどを占め、
これからネット販売にも力を入れていこう、というところです。
また、商品名が「セレブなきくらげ♫」とちょっと面白いネーミングですが、、
これは、きくらげの育つハウス内でクラシック音楽を流し、
また海中の音や、イルカやクジラの声の周波数が
きくらげの成長促進にもなるという事で、
「きくらげも生きている・・・!」と実感します。
今後は全国や海外も視野に入れて、
販路を広げていきたいと考えていますが、
保存方法(生は冷蔵で1週間)など、
解決すべき課題もたくさんあるんだそうです。
本当は新鮮な「生」で味わってほしい思いがあり、
だからこそ賞味期限の問題は課題ですね。
愛媛ビジネス倶楽部をどう活かしていますか?
宇高さんは、当倶楽部が「ビジネスマッチング」を目的としているところに魅力を感じて入会し、
入会してまだ数か月ですが、もうすでに多くのマッチングに成功しています。
しかし、入会しただけでマッチングできた、というわけではなく、
宇高さんはそれだけの行動をしていらっしゃいます。
月例会や大感謝祭にも積極的に参加し、
広島ビジネス倶楽部との交流もされ、広島の大感謝祭にも出店されました。
「もっとマッチングチャンスの場を設けられたらいいと思う」と語る宇高さん。
愛媛ビジネス倶楽部の会員さんは、
もっと参加して、交流の場がもっとあればよいと考えているそうです。
車や、釣りが好きという宇高さん。
例会などでお会いした際には、色々とお話してみてはいかがでしょうか
(^^)
【できること】野菜の栄養価が激減している昨今、安心安全な食品、高栄養価(食育)な食品をお届けすることで社会貢献が出来る。
【ビジネス倶楽部でしたいこと】マルシェ マッチング(飲食店、料理家、販売店等)
ファーレ.ファーマーズ.ジャパン 代表 宇高功二さん
【事業内容、商品、サービス】
国産きくらげ製造販売、加工品製造販売【自社の特徴・強み】きくらげ専業農家 きくらげ一本に絞り、こだわりにこだわった超肉厚で美味しい愛媛産のきくらげを栽培しています。
クラシックを聞かせ、綺麗な水を与え、独自の栽培方法を確立し他に類も見ない高栄養価なきくらげ栽培に成功しています。
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